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復興市場、継続します。

復興市場の山崎です。

あの地震と津波が起きた日から三年が経ちました。
あらためて、東日本大震災で被害を受けた方々へ、謹んでお見舞い申しあげます。

そして、これまでに復興市場を利用していただいたすべての方々へ、支援物資のお届け先となった被災地の方々と、その購入元となった復興市場の全参加商店に代わって、心よりお礼を申しあげます。
本当にありがとうございました。

復興市場を通して、2011年5月24日から本日(2014年3月11日)までの2年10ヶ月弱の間に、およそ7千人の支援者により、約3万5千回の物資購入がなされ、1億3500万円を少し超える金額の支援がなされました。

復興市場は、明日以降も引き続き稼働いたします。
少々迷いましたが、続けます。最大の理由は、すでに寄せられている要望品の支援が完了していないことです。しかしそれだけではありません。

各被災地の状況が昨年の今ごろから変化しているように感じられません。
昨年2013年の3月10日にアップした当ブログ記事の記述は、現在もそのまま使用できてしまいます。

現在、多くの津波被災地では、住居の高台移転に向けた話し合いと、高台の造成、そして巨大な防潮堤の建設工事(あるいは準備)がおこなわれています。しかし、いわゆる復興住宅に入居した世帯は未だほとんどおらず、あるデータによると予定の2%にとどまっています。
今後数年内に復興住宅に入居できたとしても、そこに至る被災者の経済的負担は非常に大きく、仮設住宅を出ることが「元の生活に戻る」ということでは決してありません。
先月中旬、関東甲信地方に大雪を降らせた低気圧は、東北でも猛威をふるいました。太平洋沿岸部は大時化となり、僕の知人だけで3人が、震災後にようやく復調させた船を(転覆などで)全損、あるいは一部を壊されました。これらは東日本大震災の被害ではありませんが、船の損壊の原因のひとつに、震災以後3年経っても港湾や岸壁が整っていないこともあります。
小さな集落の小さな漁港のことは、被災地全体の復興状況を伝える政府や自治体のデータには含まれないのか、すっかり抜け落ちて置いてけぼりの状態です。

原発事故避難者の苦悩は深まるばかりです。
福島県いわき市では、元からの市民と危険区域からの避難者の対立が絶えないと聞きます。
第1原発に近い双葉郡などから各地に散らばる避難者は、いまだこれから自分たちがどうなるのかわからず、精神的に苦しい生活をしています。
つい最近では、田村市の避難指示が解除されることになり、市民が市長に対して解除をしないよう訴える事態が発生しています。危険が取り去られていない場所へ戻らされ、賠償金も支払われなくなると考えている人たちも少なからずいるのです。
こんな状況ですから、危険区域以外からの自主避難者のそれは、当然、悪くなっています。なんの支えもありません。
そういうなかでの、東京オリンピック誘致時における竹田JOC会長の「東京は福島から250キロ離れているから安心」発言や、東京都知事選挙での反原発候補者の完敗などが、原発事故被害者へ無念を与えていることは想像に難しくありません。

以前に比べて、復興市場への支援要望は減っています。大丈夫だからなのか遠慮しているからなのはわかりませんが、良いことだと思います。
しかしながら、上に述べたことを鑑みて、いまこのウェブサイトを閉じることはできません。

震災発生から3年を経た被災地、そして支援活動に対する考え方は、今後さらに変化していくと思いますが、現地の人達の話をよく聞き、すべてを軽んじることなく判断して、多くの方に理解を得られるような運営をしていくよう、努力いたします。

復興市場は、掲載商品の内容とお届け報告によって被災地や被災者のことを伝える小さなメディアとして、そして、1口数百円の支援物資に添えた応援の気持ちを届けるメッセンジャーとして、もうしばらく継続いたします。

引き続き、被災地および被災した方々への支援にご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

2014年3月11日 復興市場 山崎太朗・千佳

コメント(14)

  • けろぞう|2014.03.11 21:36

    3年ちかくに渡る活動、たいへんなご苦労もあったと思います。
    大きな組織―日赤や各地の自治体への寄付で、本当に困っている方一人一人に必要なものが行き渡るのか?という不安の増す中、この復興市場は本当の意味で支援先の皆様のお顔を見られる貴重な橋渡しをしてくださっています。
    これからもしばらく継続して下さるとのこと、何よりもありがたいご報告です。これからも、ぼちぼちとですが支援を続けたいと思っています。あまりご負担になりすぎない範囲で細々とでも続けて頂ければ…と願っています。

  • 河内長野|2014.03.11 21:50

    復興市場の考え方は本当に素晴らしいと思います。復興市場を新聞で知ったとき嬉しかったです。復興市場の運営は大変だろうなーと思いながら、少しずつの金額で申し訳ないーと思いながら続けさせて頂いています。これからも継続して頂けるとの事に感謝します。有難うございます。

  • じゃりんこ|2014.03.11 22:08

    もう支援の必要がないので復興市場を閉鎖します…という日が早く来ますように。

  • kimiyo|2014.03.11 22:16

    私が本当に微力ながらも自分の思いを形にできているのは【復興市場】のおかげです。心から感謝申し上げます。
    山崎さん御夫妻に負担をかけるのは心苦しく思いますが、それでも、やはり【復興市場】の活動を続けて頂ければ幸いです。
    もちろん【無理のない範囲】で、これからもどうぞよろしくお願い致します。

  • |2014.03.11 23:18

     あれから3年。まだ3年なのか、もう3年なのか…被災地の方々の思いを考えると、胸がつまります。
     被災地へ足を運べないときでも、何らかの形で支援をしたいという思いは消えることはありません。まだまだ多くの支援が必要です。この復興市場があるおかげで、そんな思いを形にすることができ、本当にありがたく思っています。色々とご苦労はあると思いますが、この場がなくなるその日まで、よろしくお願いいたします。

  • いずみ|2014.03.12 10:25

    山崎様 継続のご連絡ありがとうございます。
    私も微力ながら被災地の皆さんが「もう大丈夫だから・・・」とおっしゃるその日までお手伝いさせていただきたいと思います。
    山崎様ご夫妻には大きなご負担をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

  • いくちゃん007|2014.03.12 20:26

    山崎さん、いつもお世話になっています。7千人もの方が、復興市場を通じて何らかのアクションを起こされているんですね!私も、自分ができることをできる範囲で継続していきたいと思います。今後とも、よろしくお願いいたします。今年こそ、東北を訪れたいです。

  • ALLY|2014.03.14 14:36

    山崎太朗様、千佳様
    いつも復興市場を利用させていただいているのにブログをチェックしたことありませんでした。どんな思いでこの活動を続けていらっしゃるのかもっとよく知るべきだったのに無頓着でした。申し訳ありません。遅まきながらアーカイブを拝読させていただきます。山崎様ご夫妻のご尽力に心から感謝申しあげます。

  • ホンダカーズ那智勝浦|2014.03.15 10:07

    本当に頭が下がります。

    ご苦労も多いと思いますが、微力ながら支援続けたいと思う人が少しでもいる限り頑張って下さい!

  • つるっぺ|2014.03.17 21:54

    ここに参加させて頂くようになってから、ほんの僅かでも人様のお役にたてる事があるのだ、と、思える事が自分の支えにもなるのだなぁ…と考えたりしています。
    こうした機会を与えて下さった事に本当に感謝いたしております。ありがとうございます。

  • lptak|2014.03.26 3:03

    お世話になっております。
    このような場を提供して頂いて本当に感謝しております。
    お忙しい中での活動の継続、ご苦労を想像するだけでも頭の下がる思いで一杯です。
    ご夫妻が活動を続けられる限り、支援していきたいと思っています。
    今後ともよろしくお願いいたします。

  • 中瀬雄一|2014.04.02 17:53

    大変お世話になっております。普段のお仕事のほかに、このサイトを運営していくのは大変なご苦労があると思います。私がやれることは、それなのに、月一回の支援だけです。
    もうしわけないと思いますが、しかし、今はまだ去年開業したお店が軌道になくて、これが精一杯です。
    今後も月一の応援と、このサイトの紹介をしていきたいです。いつかはきっと私たちも支援される大災害に見舞われることがあると思いますので、今は支援するんです。よろしくお願いいたします。

  • 未南子|2014.04.06 14:31

    続けて頂いて、心からありがとうございます。
    毎月ささやかな支援をして、被災地と繋がっている気持ちになっています。
    お仕事の他に支援活動を継続する事は、並々ならぬ御苦労があると思います。休み休みでも続けて頂ければ、ありがたいです。
    昨年暖かくなるころまで続けるとおっしゃっていたので、終わってしまうのかと不安になっていましたが、これで安心して友人にも勧められます。
    山崎さん、ありがとう。

  • 弥美|2014.04.12 20:45

    山崎さま。
    いつも ありがとうございます。
    そして、復興市場の継続という決断にも 本当に感謝いたします。
    被災地の現状の殆どが知らされていないんだろうなと、再認識しました。
    大時化での船の破損。
    これからという時、被害者さまのコトを思うと 本当に心が痛いです。
    それも 乗り越えていかなければならない現実。
    山崎さまご夫婦には ご苦労も絶えないと思いますが、わたし達の想いを届けて頂ける限り、微力ながらお手伝いさせてもらえたらと思います。
    本当に今、1番大切なコトを考えれる日本になることも願います。

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