商品の掲載が少ないことについて
復興市場の山崎(太朗)です。
いつも復興市場の活動にご理解・ご協力いただきまして本当にありがとうございます。
大変ご無沙汰しており、大変失礼しております。
申し訳ありません。
このブログを読んでくださる方々はすでにお気付きと思いますが、今年(2015年)の春くらいから、復興市場ウェブサイト上の掲載商品(支援物資)が減っています。
春から夏にかけては更新頻度が2週に一度程度、夏以降は月に一度程度になりました。
理由は、被災地からの要望が減ったからです。
僕は、これは良いことだと考えています。
復興市場は、開設した2011年の5月からこれまでずっと、被災して困っている人にこの存在を説明することはあっても、支援を要望するよう促したり、支援物資をこちらから勧めたりしたことはほぼなく、現在もそういうスタンスを変えていません。(具体的な商品選びのアドバイスは参加商店と共にしてきました)
ですので、津波被災地や原発事故被害者の避難先の人々が本当に物やお金に困っていないのかはわかりません。ひょっとしたら震災発生から年月が経ちすぎて、遠慮しないわけにいかなくなったのかもしれません。
4年半以上が経った今も「避難」状態の人はカウントされているだけでおよそ20万人もいますし、その中には貧困に陥っている人が多くいることも、カウントされない人々のなかに二重ローンに苦しめられている世帯が多くあることも、報道で知っています。
被災地が今もとても大変な状況であることは、ある程度、わかっています。
ですが、復興市場は、いまさら、やり方は変えません。
以前は気軽に(実際は決して気軽ではなかったかもしれないのでこの言葉は正しくないかもしれませんが)僕に連絡をしてきた人たちが今はしてこないことを、尊重したいと思っています。
復興市場のウェブサイトに掲載される商品が少なく、多くの支援者に「いつ見に来ても買える商品がない」と言われるのは、そういうわけです。
僕の体調を心配してくださった方々、ご心配をおかけしてすみません。ありがとうございます。大丈夫です。
また、支援したいと思って来てくださる方々には、これまで説明をせず、申し訳ありませんでした。
とはいえ、復興市場はまだ稼働しています。やめていません。
支援するべきと考えるものが要望として届いたときは、載せています。
引き続き、細く長く、無理のない程度にご協力をいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
いつも本当にありがとうございます。
2015年11月9日 復興市場 山崎太朗・千佳